【最新版】Facebook広告の文字数制限や効果的な見出しを解説!

Facebook広告を運用するうえで、見出しやメインテキストの文字数は非常に重要な要素です。本記事では、Facebook広告のフォーマットごとに文字数や、デザインの推奨事項、技術的要件について詳しく解説します。

また、記事後半ではFacebook広告の文字数について知っておきたいポイント9選も紹介します。Facebook運用担当者は、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。

Facebook広告のフォーマット別文字数一覧

Facebook広告のフォーマットは次の4種類に分けられます。

  • 画像広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告
  • コレクション広告

Facebook広告では利用するフォーマットによって、見出しや説明の推奨文字数が異なります。フォーマット別の文字数は次の通りです。

フォーマット推奨文字数
画像広告メインテキスト:125文字以内見出し:27文字以内説明:27文字以内
動画広告メインテキスト:125文字以内見出し:27文字以内説明:27文字以内
カルーセル広告メインテキスト:125文字以内見出し:32文字以内説明:18文字以内
コレクション広告メインテキスト:125文字以内見出し:40文字以内

推奨文字数を超えた場合、広告表示画面で文字が途中から表示されない可能性があるため注意しましょう。

なお、広告の配置や媒体によっては文字数に多少の違いが生じることについては、後ほど紹介します。

Facebook広告のフォーマット別推奨事項一覧

Facebook広告には文字数のほかにも、次のようなデザインの推奨事項や技術的要件が存在します。

  • ファイルタイプ
  • アスペクト比
  • 解像度
  • 最大ファイルサイズ

Facebook広告のフォーマットごとに、デザインの推奨事項と技術的要件をそれぞれまとめました。

デザインの推奨事項技術的要件
画像広告・ファイルタイプ:JPGまたはPNG
・アスペクト比:1.91:1~1:1
・解像度:1,080×1,080ピクセル以上
・最大ファイルサイズ:30MB
・最小幅:600ピクセル
・最小高さ:600ピクセル
・アスペクト比の比率許容誤差:3%
動画広告・ファイルタイプ:MP4、MOV、またはGIF
・アスペクト比:1:1 (デスクトップまたはモバイルの場合)
または4:5 (モバイルの場合のみ) 
・動画設定:H.264圧縮方式、正方画素、固定フレームレート、プログレッシブスキャン、および128kbps以上のステレオAACオーディオ
・圧縮解像度:1,080×1,080ピクセル以上
・動画のキャプション:推奨(任意)
・動画音声:推奨(任意)
・動画の長さ:1秒~241分
・最大ファイルサイズ:4GB
・最小幅:120ピクセル
・最小高さ:120ピクセル
カルーセル広告・画像のファイルタイプ:JPGまたはPNG
・動画のファイルタイプ:MP4、MOVまたはGIF
・アスペクト比:1:1
・解像度:1,080×1,080ピクセル以上
・カルーセルカードの数:2~10
・画像の最大ファイルサイズ:30MB
・動画の最大ファイルサイズ:4GB
・動画の長さ:1秒~240分
・アスペクト比の比率許容誤: 3%
コレクション広告・画像タイプ:JPGまたはPNG
・動画のファイルタイプ:MP4、MOVまたはGIF
・アスペクト比:1:1解像度:1,080 x 1,080ピクセル以上
・インスタントエクスペリエンス:必須
・画像の最大ファイルサイズ:30MB
・動画の最大ファイルサイズ:4GB

※アスペクト比:横:縦、解像度:横×縦

参考:Meta広告公式ヘルプ

文字数と同様に、デザインの推奨事項や技術的要件も広告の配置によって基準が多少変動します。また、広告媒体やユーザーの利用デバイスによっては表示イメージに差が生じることもあります。

フォーマットや媒体に合わせて高品質なFacebook広告を作成するポイントについては、本記事後半で紹介しているのであわせてご確認ください。

Facebook 画像広告の文字数一覧

Facebook画像広告は1枚の画像があれば簡単に配信できるため、他のフォーマットに比べて広告初心者でも運用しやすいのが特徴です。

Facebook画像広告は配置位置によって、推奨される文字数が微妙に異なります。詳細な文字数について、次の表にまとめました。

配置位置推奨される文字数
・Facebookフィード
・Facebook動画フィード
・Facebookビジネス発見
・メインテキスト:125文字以内
・見出し:27文字以内
・説明:27文字以内
・Facebookインスタント記事
・Facebookインストリーム動画
・Facebook Marketplace
・Facebook上の検索結果
・広告メッセージ
・Audience Networkネイティブ、バナー、インタースティシャル
・メインテキスト:125文字以内見出し:40文字以内
・説明:30文字以内
・Facebook右側広告枠・見出し:40文字以内
・Facebookストーリーズ
・Messenger受信箱
・Messengerストーリーズ
・メインテキスト:125文字以内
・見出し:40文字以内
・Instagramストーリーズ
・Instagram発見タブ
・メインテキスト:125文字以内
・Instagramフィード・メインテキスト:125文字以内
・見出し:40文字以内
・最大ハッシュタグ数:30個
・Facebookリール・メインテキスト: 半角50文字以内
・見出し: 半角10文字以内

Facebook 動画広告の文字数一覧

Facebook動画広告は動画とテキストを組み合わせることで、画像広告よりも多くの情報をユーザーに訴求できる人気フォーマットです。Facebook動画広告の配置位置ごとに推奨される文字数は次のとおりです。

配置位置推奨される文字数
・Facebookフィード
・Facebook Marketplace
・Facebook上の検索結果
・Facebook動画フィード
・Audience Networkネイティブ、バナー、インタースティシャル
・メインテキスト:125文字以内
・見出し:40文字以内
・説明:30文字以内
・Facebookインスタント記事
・Facebookストーリーズ
・メインテキスト:125文字以内
・見出し:40文字以内
・Facebookインストリーム動画・メインテキスト:125文字以内
・見出し:40文字以内
・説明:20文字以内
・Instagramストーリーズ・メインテキスト:125文字以内
・Instagramフィード・メインテキスト:125文字以内
・最大ハッシュタグ数:30個
・Instagram発見タブ・1行のテキストのみが表示される

Facebook カルーセル広告の文字数一覧

Facebookカルーセル広告は同じ広告内で最大10件までの画像や動画を組み合わせて表示できるため、商品やサービスを多面的に訴求できるフォーマットです。

Facebookカルーセル広告の文字数は画像広告や動画広告とほとんど同じですが、説明テキストのみ20文字以内が推奨されています。詳細は次のとおりです。

配置位置推奨される文字数
・Facebookフィード
・Facebook動画フィード
・Facebookビジネス発見
・FacebookリールInstagram発見タブ
・Audience Network動画リワード
・Messengerストーリーズ
・Facebookグループのフィード
・Instagramショップ
・メインテキスト: 125文字以内
・見出し: 32文字以内
・説明: 18文字以内
・ランディングページのURL: 必須
・Facebook Marketplace
・Facebook上の検索結果
・Audience Networkネイティブ、バナー、インタースティシャル
・メインテキスト:125文字以内
・見出し:40文字以内
・説明:20文字以内
・ランディングページのURL:必須
・Instagramフィード・メインテキスト:125文字以内
・最大ハッシュタグ数:30個
・ランディングページのURL:必須
・Instagramストーリーズ・メインテキスト:125文字以内
・見出し:40文字以内
・説明:不要
・ランディングページのURL:必須
・Facebook右側広告枠・見出し:40文字以内
・ランディングページのURL:必須

Facebook コレクション広告の文字数一覧

Facebookコレクション広告は複数の商品を表示できるため、ECサイトでのオンラインショッピングにつなげやすいフォーマットです。

推奨される文字数は画像広告や動画広告とほとんど同じですが、Facebookコレクション広告では説明テキストが不要になります。詳細は次のとおりです。

配置位置推奨される文字数
・Facebookフィード
・Facebookインスタント記事
・Facebook動画フィード
・Instagramフィード
・Instagramストーリーズ
・メインテキスト:125文字以内
・見出し:40文字以内
・ランディングページのURL:必須

Facebook広告の効果的なテキスト、見出しを作る9つのポイント

Facebook広告で自社の商品やサービスを効果的に宣伝するためには、いくつかのコツが存在します。ここではFacebook広告で効果的なテキストや見出しを作るポイントを9つ紹介します。

1.必ず見せたい部分は左上に記載

テキストのなかでもユーザーに必ず伝えたい部分は、全体の左側に記載しましょう。重要な情報が文末にある場合、広告の配置位置やユーザーのデバイス環境によってはテキストが表示されない可能性があります。

また、テキストを文末まで読まずにスワイプしてしまうユーザーもいるため、大事な情報は必ず文頭に近い左側に記載するのがおすすめです。

2.フォーマットや媒体によって表示が変わることを理解する

Facebook広告では利用するフォーマットや媒体によって表示イメージが変化します。場合によっては、画像やテキストのうちユーザーに訴求したい部分が綺麗に表示されない可能性もあります。

広告の品質を高めるためにも、広告の配信前には必ずプレビュー機能を使って表示イメージをチェックしましょう。

3.見出しだけでなくメインテキストも簡潔に

Facebook広告の見出しテキストは、商材の特徴や魅力がひと目で伝わるように簡潔な文章を心がけましょう。

また、メインテキストや説明も文字数に限りがあるため、伝えたい情報を箇条書きにするなどシンプルにまとめるべきです。

4.メインテキストの冒頭3行目までに改行やスペースはなるべく使わない

Facebook広告のメインテキスト内で改行やスペースを多用すると、表示される文字数が減ってしまいます。

とくにFacebook広告のメインテキストは冒頭3行目以降は「続きを読む」をタップしないと表示されないため、冒頭3行目までにどれだけ有益な情報を詰め込めるかが勝負です。

したがって、メインテキストの冒頭3行目までに改行やスペースを使うことは極力控えましょう。

5.Instagramではメインテキストしか表示されないので注意

Facebook広告のテキストにはメインテキスト、見出し、説明の3種類がありますが、Instagramで広告を配信する場合は見出しと説明が表示されません。

したがって、画像もしくは動画とメインテキストだけで広告の内容が伝わるような工夫が必要です。

6.画像内テキスト量はなるべく20%以下にする

Facebook広告の画像内テキスト量に関するルールは、2020年9月17日をもって撤廃されました。

しかしながら、依然として画像内のテキスト量は20%以下に抑えることが推奨されています。広告画像内にテキストが多すぎるとユーザーに不快感を与えやすくなるため、テキストで訴求したい内容はできる限り、見出しやメインテキストに盛り込むようにしましょう。

7.広告配信元のFacebookページの名前とアイコンにもこだわってみる

Facebook広告を配信する際は、Facebookページの名前とアイコン画像もユーザーの目に留まります。

広告ターゲットとなるユーザーの関心を引き、広告をクリックしてもらいやすくするためにも、広告配信時はFacebookページ名とアイコン画像にもこだわってみましょう。

特にアイコンはかなり小さく表示されてしまうため、文字を詰め込んだものや縦長・横長のものよりも、シンプルで縦横比が同比率のものが好ましいです。

8.アクションボタンをしっかりと設定する

Facebook広告にはユーザーの行動を促すアクションボタンを設置できます。アクションボタンの代表例は次のとおりです。

  • 申し込む
  • 予約する
  • チケットを購入
  • 今すぐ電話
  • お問い合わせ
  • ダウンロード
  • 見積もり
  • インストール
  • 詳しくはこちら

広告の内容や設定している目標に応じて、適切なアクションボタンを設定しましょう。ここでご紹介したもの以外にも、目的別で多数のアクションボタンが用意されていますので、詳しくはMeta社公式のビジネスヘルプセンターをご参照ください。

参考:Meta広告マネージャでは、どのようなCTAボタンを使用できますか

9.配信前には必ずプレビューを確認する

広告作成後は、配信前に必ずプレビューを確認して表示イメージに不備がないことを確認しましょう。

特に、FacebookやInstagramはスマホユーザーがメインですので、「モバイル機器でプレビュー」の確認は必須事項です。

もしも思った通りの表示イメージにならない場合は、本記事で紹介した推奨事項も踏まえ、改めてチェックして広告を再設定してください。

まとめ

本記事ではFacebook広告の文字数について、広告フォーマット別に推奨事項を紹介しました。Facebook広告の文字数は、広告のパフォーマンスを大きく左右する要因です。

広告を最適に運用するためにも、自社が取り扱う広告フォーマットの推奨事項をよく理解した上で広告を作成しましょう。

なお、他の記事ではフォーマットの種類や特徴についてより詳しく解説しています。Facebook広告の広告フォーマットについてさらに知りたい方は、そちらの記事もあわせてご参照ください。

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