自社製品やサービスをより多くの人に知ってもらいたい企業様におすすめなのがFacebook広告です。
Facebookには、国内でも月間2,600万人、世界で月間30億人のアクティブユーザーがいると言われており、その市場で広告を運用することはビジネスの大きな成長のために役立ちます。
この記事では、Facebook広告を運用するためのコツと、実際の成功事例についてご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみて下さい。
Facebook広告を効果的に運用するために、下記の5つのコツを押さえておきましょう。
1.広告ごとに明確な目的を定義する
2.自動入札に合わせた広告設計を構成する
3.競合調査のために広告ライブラリを活用する
4.質の高いクリエイティブを増やす
5.PDCAを短いサイクルでしっかり行う
それでは早速、それぞれのコツについて解説していきます。
まず、どういった目的を達成するために広告を運用するのかを明確にしましょう。
広告の目的を明確にしなければ、本当にその製品やサービスにあった広告の設定はできません。また広告の目的によって、その配信先のターゲットやクリエイティブも異なります。
明確に達成したい目標を持ってFacebook広告を配信しましょう。
自動入札は設定した予算によって、出稿する広告ごとの入札単価を自動で調整してくれる機能です。
Facebook広告は、ターゲット・配信するフォーマット等が細かく設定できる反面、それら全てを手作業で行うと時間がかかります。また競合他社の入札状況によっても広告配信の効果や配信状況が変動し、調整作業が求められます。
自動入札は、本来やらなければならなかった日々の分析や設定の手間を無くしてくれる機能なので、是非活用していきましょう。
広告ライブラリは、Facebook、Instagram、Messenger、Audience Network(提携媒体)で出稿されている広告情報を閲覧できる機能です。
フリーワードで検索したり、広告主やプラットフォームごとに絞り込んで競合の広告を探せます。
他社の訴求文言やクリエイティブを参照できますので、ぜひ活用してみてくだささい。
Facebook広告で視聴するユーザーへの訴求効果を高めるためには、画像や動画などのクリエイティブの質を高めていく必要があります。
広告の目的にあったクリエイティブであることはもちろん、広告色なくタイムラインになじませることや、ターゲットのニーズに合っているのかの確認も重要です。
また、出稿後は定期的にコンバージョンやエンゲージの数値を見直し、クリエイティブの質を高めていくようにしましょう。
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Facebook広告で高い効果を得るためには、PDCA(Plan:計画,Do:実行,Check:検証,Action:改善)を短いサイクルで回していかなければいけません
出稿した広告の効果が思ったように出ていない場合は、設定や配信ターゲット(オーディエンス)の見直しをしましょう。ある程度の成果が得られている場合においても、さらに伸ばすための検証が必要です。
また、反応の良かったクリエイティブだとしても時間が経てば反応は薄れていきますので、クリエイティブの鮮度を保つという意味でも、PDCAの検証と改善が求められます。
もし広告の成果の伸び率が頭打ちであると感じた場合は、別の広告媒体を試してみるのも手の一つです。
Facebook広告運用で成功したBtoB企業を5社ご紹介いたします。
1.XERO(ゼロ)
2.NTT東日本
3.Asia Innovation Group
4.INX テック
上記の企業がFacebook広告で、
についてまとめてお伝えしますので、参考にしてみて下さい。
BtoC企業の事例を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
中小企業向けにクラウド会計ソフトウェアを提供する「XERO(ゼロ)」の事例です。
✔ 成果
✔ 目標
✔ 運用方法
「Xero」はFacebook Pixel を使用して、多段階のマーケティングキャンペーンを通じ、広告パフォーマンスを追跡。見込み顧客の質と量を継続的に改善するために、無料体験した後にどういったユーザーが月額サブスクリプションに申込むのかなどのデータ分析を最適化したいと考えConversion APIを活用。
Conversion APIとは、広告主がWeb サイトやオフライン イベント (または顧客の行動) をサーバーから Facebook に直接共有できるようにするツールで、ブラウザのクラッシュや接続の問題の影響を軽減しより正確な計測が可能になる。
Conversion APIとFacebook Pixel コードを組み合わせることで、Facebook Pixel を単独で使用する場合と比較して、Facebook広告におけるパフォーマンスが向上。またFacebook の機械学習ツールが優良顧客になる可能性が高い潜在顧客をターゲットにした広告配信が可能になった。
参考:https://www.facebook.com/business/success/Xero
クラウドベースのカメラサブスクリプションサービスを展開する「NTT東日本」の事例です。
✔ 成果
✔ 目標
✔ 運用方法
リード広告を使用すると、ユーザーは広告から直接お問い合わせフォームにアクセスできる。Facebookのプロフィール設定に登録済みの情報が自動的に問い合わせフォームに表示されるため最初から入力する必要がなく、フォーム送信前の離脱が大幅に減少する。
NTT東日本では「ギガらくカメラ」のプロモーションで、従来の写真広告のみのキャンペーンとリード広告のみのキャンペーンを同じ条件で比較するABテストを実施した。その結果、リード広告の方がパフォーマンスが優れているという結果になった。
参考:https://www.facebook.com/business/success/ntt-east
世界150か国以上の国と地域に5億人以上の登録ユーザーを抱えるライブソーシャル企業の「Asia Innovation Group」の事例です。
✔ 成果
✔ 目標
✔ 運用方法
高度な有効化アプリ広告を開始。機械学習の活用により、広告見出し・テキスト・画像または動画のもっとも効果的な組み合わせを見つけ、最も関連性の高いユーザーにリーチするための最適な広告を配置が可能になった。
また、画像や動画のバリエーションを増やすことで広告のパフォーマンスが向上し、アプリのインストールが促進さえれるかを確認するために2つのアプリ広告を実行。1つは50種類の画像と動画、1つは10種類のみを使用した。
その結果、50種類の画像と動画を使用したアプリ広告の方が、クリックコンバージョンが高く、アプリのインストール数が多かった。これにより、よりクリエイティブなバリエーションの動画・画像素材を活用した方がアプリ広告のパフォーマンスを向上できることが実証された。
参考:https://www.facebook.com/business/success/asia-innovations-group
✔ 成果
✔ 目標
✔ 運用方法
従来は、定期的なマーケティングキャンペーンを行う際に、「購入」などのコンバージョンに焦点をあてたアプリの最適化を一貫して実装してきた。
しかしこういった手法では、費用対効果を維持しながらコンバージョンを増やすことが課題となった。そこでコンバージョンだけでなく「検討段階」のユーザーに対してのアプリ内で最適な広告にアクセスできるようにアプリイベントを追加することで、サービスに興味をもつ可能性が高いユーザーにリーチできた
参考:https://www.facebook.com/business/success/inx-tech
今回は、Facebook広告を運用する5つのコツと、企業の成功事例についてご紹介しました。
Facebook広告で効率的に成果を出すには、明確な目標の設定、自動入札の使用、広告の作り込みや測定などに注意を払うことが重要です。
Facebook広告は効果的に運用することで、効率的に製品やサービスを、より多くの人に伝えることが出来ます。
この記事でお伝えした5つのコツや成功事例を、今後のFacebook広告運用に活かしていただけければ幸いです。
また、今回ご紹介した成功事例にもあるように、Facebook広告には様々な機能・サービスが存在します。
当サイトではFacebook広告の種類について解説している記事や事例を紹介している記事もございますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。