Facebook広告の費用対効果が優れている6つの理由とは?

数あるSNSの中でも代表例であるFacebookは、利用者が多く、実名登録が基本であることから、知り合いとつながりやすいと言われています。
そのため、ビジネスで活用する個人が多くいるほか、様々な企業が広告を配信する場ともなっています。

そこで本記事では、これからFacebook広告を始めようと考えている方や、Facebook広告の費用対効果について知りたい方などに向け、Facebook広告の特徴や費用対効果が優れている理由、ROASやROIといった指標の算出方法、運用改善のコツなどについて、詳しく解説します。

Facebook広告の費用対効果が優れている理由とは

Facebook広告は、幅広いユーザーにリーチできるうえ、適切に運用することで高い費用対効果が得られると言われています。
以下より、Facebook広告の費用対効果が優れている6つの理由について解説します。

理由1 膨大な数のユーザーにリーチできる

Facebookの月間アクティブユーザー数(MAU、Monthly Active Users)は、世界で29億3,000万人※1、国内に限っても2,600万人※2です。

総務省による2021年の国内ユーザーに対する調査※3では、10代から60代における男性の利用率は32.4%、女性の利用率は31.4%です。
年齢別に見てみると、30代の利用率が最も高く48.0%、次いで40代の39.0%、20代の33.8%、50代の26.8%の順となります。
つまり、30代の約半数がFacebookを利用していて、20代から50代にかけてのビジネス世代が多く利用している傾向があります。

<年齢・性別ごとのFacebook利用率(単位:%)>※4

年齢・性別全年代10代20代30代40代50代60代男性女性
利用率31.919.033.848.039.026.819.932.431.4

これらのデータから分かる通り、Facebookは年齢・性別に関係なく多くの層が利用しており、広告を配信すれば、膨大な数の幅広いユーザーにリーチできるのです。

また、Facebook広告は、代表的なSNSであるInstagramにも同時に配信ができます。Instagramにおける世界の月間アクティブユーザー数は10億人以上※5、国内では3,300万人※6となっており、数多くのユーザーに広告を届けることが可能です。その上、「Audience Network」というメニューを活用すれば、Facebookと提携している媒体にも広告を配信できるため、大きな効果が期待できます。

※1 2022年7月発表データ
   https://about.fb.com/ja/news/2022/07/2022_second_quarter_result/
※2 2019年7月発表データ
   https://www.glad-cube.com/blog/?p=35640
※3 令和3年8月 総務省情報通信政策研究所「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
   https://www.soumu.go.jp/main_content/000765258.pdf
※4 ※3より抜粋し作成
※5 2018年6月発表データ
   https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r04/html/nd236200.html
※6 2019年6月発表データ
   https://about.fb.com/ja/news/2019/06/japan_maaupdate-2/

理由2 詳細なターゲティングができる

冒頭で触れた通り、Facebookは実名登録が基本であり、多くのユーザーが地域・年齢・性別など詳細なプロフィールを設定しています。
そのため、それらを活かした精度の高いターゲティングが可能です。

Facebook広告では、以下3つのターゲティング機能が用意されており、自社の製品やサービスなどに合わせてこれらを適切に設定することで、高い費用対効果を実現できます。

  • コアオーディエンス

年齢・地域など基本的な属性のほか、興味・関心やつながりをもとにした詳細なターゲティングが可能です。

  • カスタムオーディエンス

自社サイトを訪問したユーザーの行動履歴などを活用し、Facebook利用者の中から自社ビジネスと接点のあるユーザーを見つけ出してターゲティングします。

  • 類似オーディエンス

作成済みのカスタムオーディエンスに含まれるユーザーと類似した行動を伴うユーザーをターゲティングします。

理由3 クリック単価や顧客獲得単価を低コストに抑えることができる

Facebook広告の費用対効果を算出する上では、クリック単価(CPC、Cost Per Click)や顧客獲得単価(CPA、Cost per Acquisition もしくは Cost Per Action)を確認することが重要です。
Facebook広告はGoogleのリスティング広告などと比べ、以下の通り相対的に低予算で配信できます。

<平均クリック単価(CPC)>

Facebook広告¥241
Googleリスティング広告¥377
Googleディスプレイ広告¥88

<平均顧客獲得単価(CPA)>

Facebook広告¥2,615
Googleリスティング広告¥6,854
Googleディスプレイ広告¥10,571

※ 1ドル=140円換算
※ 参考
  WordStream『Google Ads Benchmarks for YOUR Industry [Updated!]』
  https://www.wordstream.com/blog/ws/2016/02/29/google-adwords-industry-benchmarks
  WordStream『Facebook Ad Benchmarks for YOUR Industry [Data]』
  https://www.wordstream.com/blog/ws/2017/02/28/facebook-advertising-benchmarks

Facebook広告の平均クリック単価(CPC)を業界別で見てみると、アパレルが¥63、その他小売業では¥98となっており、これらは特に費用対効果が出やすい業界と言えるでしょう。
また、同じくアパレルとその他小売業では、平均クリック率(CTR、Click Through Rate)も、他業界に比べて高いというデータが出ています。

理由4 広告フォーマットが豊富

Facebook広告には13パターンものフォーマットがあり、それぞれの特徴を活かした使い分けにより費用対効果を高めることが可能です。
以下、代表的な3つのフォーマットを紹介します。その他にも「いいね!広告」や「リード獲得広告」など様々なフォーマットがあります。

  • 画像広告

Facebook広告の中では最も基本的で、画像とテキストのみで開始できるシンプルな広告のため、手軽に導入することが可能です。
以前は、画像内に占めるテキストの面積を20%未満に抑えないと広告審査に通過しないというルールがありましたが、現在このルールは廃止され、さらに導入の敷居が低くなりました。
まず効果検証のため、画像広告から開始するのもオススメです。

  • 動画広告

動画広告は動きがあるため画像広告よりも目に留まり、ユーザーにインパクトを与えながら、製品・サービスの内容やその魅力を伝えやすい広告です。
動画広告市場は近年大きく成長しており、ストーリー性を持たせるなど、テキストや画像に比べてより多様な情報を含めることが可能なため、多くの企業が動画広告を配信しています。

  • カルーセル広告

カルーセル広告は、1つの広告内に最大10枚の画像や動画を組み合わせて配信できる広告です。
それぞれの画像や動画ごとにリンク先URLの設定もできるため、様々なアイデアによって大きな効果を生む広告の作成が可能です。

理由5 タイムラインで自然な形の広告配信ができる

Facebook広告は、ユーザーが最も閲覧するタイムライン内に自然な形で広告を配信することが可能です。
そのため、アピール過多な広告に抵抗を感じるユーザーにも受け入れられ、興味・関心を喚起することが期待できます。

上述した広告フォーマットを適切に選択した上、デザインや内容に魅力のある広告を配信できれば、SNSの特性でもある爆発的な拡散により、大きな効果を生み出す可能性もあります。

理由6 ユーザーの行動に応じた広告配信ができる

Facebook広告は、マーケティングファネル(ユーザーの購買行動における意識の変化を表したもの)を活用した最適なアプローチが可能です。
それにより、やみくもに広告配信を実施するよりも高い費用対効果が期待できます。

マーケティングファネルでは、ユーザーの意識は【認知】【検討機会】【コンバージョン(購入)】の順に変化するとされています。それぞれのフェーズに対し、Facebook広告におけるアプローチの一例として、以下のようなものが考えられます。

  • 「認知」

画像広告や動画広告により、製品やサービスの認知拡大を促進します。

  • 「検討機会」

いいね!広告やリード獲得広告により、商品やサービスへの興味・関心をさらに高めます。

  • 「コンバージョン(購入)」

カルーセル広告やスライドショー広告により、ユーザーの比較検討を支援します。

このように、各フェーズのユーザーに対してそれぞれ的確な施策でアプローチすることで、最後の「行動」(=購入・契約)に至ることを目指すわけです。

Facebook広告の費用対効果の算出方法

Facebook広告の費用対効果をより高めるためには、「ROAS」「ROI」「CPA」といったコストに関する指標について理解し、それぞれを算出したうえで活用することになります。以下より、それら3つの指標の算出方法について解説します。

ROASで広告費に対する「売り上げ」を計算する

「ROAS」は「Return On Advertising Spend」の略で、広告費に対する売上の割合を表したものです。
広告費用の回収率と言い換えることもでき、まさに「広告の費用対効果」と呼ばれることも多く、予算配分の指標などにも活用されます。
ROASの計算式は以下の通りです。

ROAS = 売上額 ÷ 広告費 × 100(%)

例えば、100万円の広告費に対して300万円の売上があった場合、300万円 ÷ 100万円 × 100 = 300(%)がROASになります。
つまり、1円の広告費に対して3円の売上を得ていることを意味します。
これが高いか低いかは扱っている製品・サービスの内容や広告配信の方法にもよりますが、Facebook広告を出稿する企業の30%近くが、広告費の6倍から10倍の売り上げを達成しているというデータもあります。

※ 参考
  databox「18 Ways to Optimize Your Facebook Return on Ad Spend (ROAS)」
  https://databox.com/facebook-roas-optimization

ROASが高いほど費用対効果が大きいことを意味するため、ROASが高い広告にはさらに予算を配分して注力し、低い広告には改善策を打つなど、ROASはFacebook広告において適切な運用を実施するための重要な指標となります。

ROIで広告費に対する「利益」を計算する

「ROI」は「Return On Investment」の略で、「投資利益率」とも呼ばれ、広告費に対する利益の割合を表したものです。
投資した広告費がどれくらいの利益につながったのかを把握できるため、ROASとともに、費用対効果を計るのに必要な指標です。計算式は以下の通りです。

ROI = 利益額 ÷ 広告費 × 100(%)

例えば、100万円の広告費に対して50万円の利益があったなら、50万円 ÷ 100万円 × 100 = 50(%)がROIになります。
この場合は、1円の広告費に対して0.5円の利益、つまりマイナスを意味します。

ROIもROASと同じく高いほど費用対効果が大きいことを表します。
利益には広告以外の様々な要素も絡むため、マイナスであってもROI単独では一概に広告効果の良否を判断することはできませんが、他の要素や中長期的な視点、ROASと併せて分析することで、今後のFacebook広告における運用に活かします。

CPAで成果1件あたりに対するコストを計算する

「CPA」は前述の通り「Cost Per Acquisition」もしくは「Cost Per Action」の略で、「顧客獲得単価」とも呼ばれる指標です。
購入・契約などコンバージョン1件の獲得にかかった広告費を表し、ROASやROIとともに活用されることの多いものです。計算式は以下の通りです。

CPA = 広告費 ÷ コンバージョン数

例えば、100万円の広告費に対して50件のコンバージョンが発生した場合、100万円 ÷ 50 = 2万円がCPAになります。
つまり、1件のコンバージョン獲得に対し、2万円の広告費がかかったということになります。

ROASやROIと違い、CPAは低いほど費用対効果が大きいことを表す点に注意が必要です。
加えて、何をコンバージョンとするかによって大きく値が変わるほか、一般的にコンバージョンには広告以外の要素が影響することも多いため、CPAのみで費用対効果を判断するのは避け、ROASやROIなどと併せて分析します。

Facebook広告の課金方法

Facebook広告には2種類の課金方法があります。
以下より、それぞれの課金方法について解説します。
広告の内容や利用目的と照らし合わせ、費用対効果も踏まえながら、適切に使い分けましょう。

クリック課金

クリック課金は、配信した広告がユーザーにクリックされるたびに課金が発生する方式です。
逆に言えば、クリックされない限りは課金が発生しないため、リスクが抑えられます。
クリック単価(CPC、Cost Per Click)は、Googleのリスティング広告などと同じようにオークション制となっており、競合が多くなるほど高くなる仕組みです。

インプレッション課金

インプレッション課金は、広告が1,000回表示されるたびに課金が発生する方式です。
あくまで表示回数が課金対象であり、クリックされた回数は無関係となります。
そのため、認知拡大が目的の場合は、広告の表示回数が最大になるように広告を配信するこちらの方式が有効です。

また、インプレッション課金では、ターゲットを適切に設定しないと、表示されるだけで何の効果も生まないケースが多くなります。
ターゲットを適切に設定のうえ、広告の目的に合わせた課金方法を選択します。

Facebook広告の費用対効果を最大化するためのチェックリスト

Facebook広告の費用対効果を最大化するためには、押さえるべきポイントがあります。以下で紹介する4つのポイントをしっかりと押さえ、適切な運用を実現してください。

適切なターゲティングができているか

前述した3つのターゲティング機能を活用し、目的に合わせた適切なユーザーに狙いを定めることは、Facebook広告において欠かせません。
やみくもに広告を配信しても、無駄打ちが多くなるだけで、投資した費用に見合った効果を得ることは難しいからです。

ただ、度を過ぎた細かな設定により、ターゲットの範囲をあまりに狭めてしまうと、広告効果が限定的となり、費用対効果が上がらない可能性もあります。
ターゲティング機能を上手に組み合わせ、適切なユーザーに対して広告が届くよう、効果を見ながら調整していきましょう。

適切なキャンペーンを選択できているか

「キャンペーン」は、あらかじめFacebookに設定されている広告配信の目的です。
Facebook広告における基本とも言える重要な要素なので、自社の目的と適合するものを正しく選択する必要があります。

また、目的に応じて広告の表現やクリエイティブ(画像や動画などの制作物)を適切に調整することも大切です。
目的によってユーザーの訴求ポイントが異なる可能性があるからです。いくつかの施策を打ちながらそれぞれの効果測定により最適なものを選択するなど、運用していく中での試行錯誤を行います。

なお、キャンペーンについては、次章の「Facebook広告の費用対効果を改善する方法7点」でも詳しく解説します。

適切な広告セット数を設定できているか

「広告セット」とは、前項で触れたキャンペーンの下部に位置する階層で、目的に対してどのように広告を配信するかという方針を設定するものです。
Facebook広告では、1つのキャンペーンに複数の広告セットが設定可能で、それぞれの広告セットでターゲットやスケジュールなどを決めることができます。

広告セット数が多すぎると効果が分散して多くのデータを収集できず、また、複数の施策を比較検討しながら効果を最大化するためには少なすぎても不十分です。
一定の費用と期間を要して、適切な広告セット数を見極めます。

適切な配置(表示箇所)になっているか

広告が適切な配置(表示箇所)になっているかどうかも、費用対効果を最大化するための大きなポイントです。
自社の製品やサービス、さらには広告の配信目的によっても適切な配置が異なるため、複数の箇所に広告を配信しながら、それぞれの効果測定によりパフォーマンスを確認します。

また、Facebook広告には自動配置の機能があり、予算を最大限に活用しながら広告露出をできる限り増やすような自動での配置が可能になります。
自動配置では、Facebook・Instagram・Audience Networkなど、設定により利用できるすべての配置が活用されます。

Facebook広告の費用対効果を改善する方法7点

Facebook広告は、自動での最適化設定を備えているなど、初心者でも手軽に開始できると言われており、予算についても最低100円から設定可能となっています。
とはいえ、あまりに安価すぎると効果の良し悪しを判断ができず、ビジネスの成果につなげることも困難となるため、結果をもとに分析しPDCAを回すのに適した予算を設定し、そのうえで調整していくことをオススメします。

そのようにしてFacebook広告を運用していく過程において、「予算をオーバーした」「目標としているコンバージョン単価を実現できない」などの課題が発生した場合には、費用対効果を改善する必要があります。
Facebook広告の費用対効果を改善するためには、広告の内容や設定など、見直すべきポイントが多くあります。

重要なのは、日々効果測定を実施し、常にPDCAサイクルを回しながら、改善を繰り返すことです。以下より、Facebook広告の費用対効果を改善する7つの方法を紹介します。

コンバージョントラッキングを設定し、Webサイト上のアクション情報を活用する

「コンバージョントラッキング」は、広告にコンタクトがあったユーザーのWeb上における行動を監視し、実際にコンバージョンが発生したかどうかを把握できる機能です。

コンバージョントラッキングでは、「Facebookピクセル」と呼ばれるコードをWebサイトに設置することで、例えば、問い合わせフォームでの情報送信といったコンバージョンの計測が可能となります。
また、Facebookピクセルは、コンバージョンの計測だけでなく、カスタムオーディエンスや類似オーディエンスの作成などにも利用されます。

コンバージョントラッキングを活用すれば、Web上におけるユーザーの細かなアクション情報が分かるため、より詳細なターゲティングが可能となり、一層効果的な広告を配信できます。

フェーズを明確にし、キャンペーンを再検討する

前述したマーケティングファネルを活用し、ユーザーが「認知」「興味・関心」「比較・検討」「コンバージョン」のうちどのフェーズにいるかを明確にしたうえで、適切なキャンペーン(目的)を再検討することも費用対効果の改善に役立ちます。

Facebook広告では、6種類のキャンペーンが設けられており、マーケティングファネルのフェーズによってどのキャンペーンが有効であるかは、概ね以下に掲載した表の通りと考えられます。

※ 従来11種類あったキャンペーンは、現在6種類に集約されています

フェーズ有効なキャンペーン備考
認知・認知度アップ興味・関心がありそうなユーザーを始め、とにかく多くのユーザーに広告を配信して認知度を高める
興味・関心比較・検討・トラフィック・エンゲージメント・リードWebサイトへのアクセス誘導などにより、ユーザーの興味・関心を高め、比較・検討を後押しする
コンバージョン・アプリの宣伝・売上アプリのインストール、製品・サービスの購入・契約など、具体的なコンバージョンを実現する

※ 参考
  Metaビジネスヘルプセンター『Meta広告マネージャで適切な目的を選択するには』
  https://www.facebook.com/business/help/1438417719786914

ユーザーからのネガティブな反応を分析する

「批判的なコメントを受ける」「広告を非表示に設定される」などユーザーからのネガティブな反応があると、Facebookに広告の品質が低いものと判断され、配信の機会が減少します。その結果、クリック単価が高騰するなど、費用対効果に対しても悪影響を及ぼします。

ネガティブな反応の原因には様々なものがありますが、本来、そういったユーザーのリアルな反応は、広告運用を改善するにあたって非常に有益でありがたいものです。そのため、自社の広告や配信方法を振り返りながら、ユーザーの心理を推測し仮説を立てるなど、しっかりと分析を実施する必要があります。
それにより、過激な表現による誇大広告になっていないかなどの問題を洗い出し、クリエイティブや配信方法に対する修正を繰り返します。

広告フォーマットを最適化する

前述した通り、画像広告・動画広告・カルーセル広告など、Facebook広告では13パターンもの豊富なフォーマットが選択可能です。
自社の製品・サービスの内容、マーケティングファネルにおけるユーザーのフェーズ、広告を配信する目的など、様々な要素を総合的に考慮した上で、最適な広告フォーマットを選択します。

費用対効果が良くない一因が、最適な広告フォーマットが選択されていないことにある可能性は十分にあります。
例えば、ビジュアルとテキストでターゲットを惹きつけたい場合は画像広告、壮大なストーリーで強く訴求したい場合は動画広告、製品のメリットを様々な確度からアピールしたい場合はカルーセル広告など、それぞれのケースにおけるふさわしいフォーマットが存在します。

とはいえ、どの広告フォーマットが最適であるかを最初から的確に判断するのは難しいため、固定観念に縛られることなく、運用を続けながらPDCAサイクルを繰り返し、見つけ出します。

自動入札戦略を最適化する

Facebook広告における「自動入札戦略」とは、決められた予算をどのように配分するかを設定する機能です。優先する目標を自動入札戦略で設定することで、それに向けた予算配分が行われます。これを最適化することでも、費用対効果の向上が見込めます。

自動入札戦略は、以下の4つから設定できます。

  • 最大数量

予算内で配信数とコンバージョン数の最大化を優先します。

  • バリュー最大化

最も価値を生み出す可能性のあるターゲットへの広告配信を優先します。

  • 結果の単価目標

CPCやCPAの上限値を設定し、それを超えないようにします。

  • ROAS目標

ROASの目標値を設定し、維持することを目指します。

どの自動入札戦略を設定したらいいか分からないという場合は、まずは「バリュー最大化」をオススメします。
バリュー最大化では、広告の掲載期間終了までに、設定した予算を全額消化しながら、広告配信の価値(バリュー)が最大化されるようにFacebookのシステムが最適化されます。

また、既に一定のデータが収集されており、具体的なROASが設定できる場合は、「ROAS目標」がいいでしょう。
ROAS目標で設定されるROASは、最低限の費用対効果を表す現実的な目標となるため、漠然とROASの最大化を目指すバリュー最大化よりも、より細かい売上の管理が可能になります。

広告クリエイティブ内のテキスト量を20%以下に抑える

前述した通り、画像広告において画像内に占めるテキストの面積を20%未満に抑えないと広告審査に通過しないというルールは、既に廃止されています。
とはいえ、テキストがビジュアルを邪魔しないよう配慮した上で、伝えるメッセージが多くならないよう留意することの必要性は、Facebookも言及しています。

※ 参考
  Metaビジネスヘルプセンター『テキストオーバーレイとセーフゾーンについて』
  https://www.facebook.com/business/help/980593475366490?id=1240182842783684

従って、ルールは廃止されたものの、広告クリエイティブ内にテキストが占める面積の割合は、やはり20%以下に抑えておくと無難です。それにより、パフォーマンスが高くなり、費用対効果も向上するはずです。

1人あたりの広告表示回数を確認し、飽きられないようにする同じユーザーに同じ広告を何度も表示していると、最終的には飽きられてクリックされなくなり、クリック単価が高騰します。
つまり、同じ広告における1人あたりの広告表示回数が多すぎることも、Facebook広告の費用対効果を低下させる原因になるのです。

1人あたりの平均広告表示回数が3回以上を目安に、クリエイティブなど広告内容を更新する、広告のパターンを増やす、ターゲット設定を調整する、などの対策により改善を図る必要があります。

また、SNSのコンテンツはその特性が発揮されることで一気に拡散される可能性がありますが、その反面、飽きられやすく、常に更新を続けて鮮度を保たなくてはなりません。
その意味でも、頻繁な改善を続けることが、費用対効果の向上につながります。

まとめ

以上、Facebook広告の特徴や費用対効果が優れている理由、ROASやROIといった指標の算出方法、運用改善のコツなどについて、解説しました。

Facebook広告は、その機能や設定を正しく理解し、最適な運用を実践することで、大きな成果を得ることが可能です。
本記事の内容を把握し、Facebook広告を有効に活用しながら、ぜひビジネスを発展させてください。

なお、他の記事では、Facebook広告におけるフォーマットの種類などについて、より詳しく解説しています。そちらも併せてご参照ください。

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