全世界に29億人ものユーザーを持ち、ビジネスでも活用されているFacebook。
Facebookを運用する上でぜひ活用したいのが、ユーザーの反応を多角的に分析できる「インサイト」機能です。
しかし、
「そもそもFacebookインサイトとは何かわからない」
「Facebookインサイト(リーチ数)が表示されなくて困っている」
「Facebookインサイトの活用方法や見方を知りたい」
とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事ではFacebookインサイトについて説明し、あわせてインサイト(リーチ数)が表示されないときの対処法や機能の活用方法等もご紹介します。
この記事を参考に、Facebookインサイトという便利な分析ツールをぜひ活用してみてください。
「Facebookインサイト」とは、Facebookページで利用できる無料の分析機能です。
Facebookインサイトでは、フォロワー数の推移や投稿への反応などをグラフで確認できます。
Facebookページのトップから「インサイト」を選択すると利用でき、管理者は過去2年間のデータを閲覧可能です。
また、「Meta Business Suite(旧「Facebook Business Suite」)」でも同様にFacebookインサイトを確認できます。
Meta Business Suiteは、FacebookページとInstagramの一括管理が可能なツールです。Instagramも運営している場合は、Meta Business Suiteを活用するとよいでしょう。
フォロワー数の推移や投稿への反応を確認できる便利なFacebookインサイトですが、見当たらない、表示されない場合どうしたらよいのでしょうか?
実は、Facebookインサイトは条件によって表示されないケースがあります。
本項目では、Facebookインサイトが表示されない原因を解説します。
Facebookインサイトを見ることができない、表示されない、という人も多いので、原因をひとつずつ確認してみましょう。
Facebookインサイトが表示されない理由の一つに、個人のFacebookアカウントを利用しているケースが挙げられます。
FacebookインサイトはFacebookページでのみ利用できる機能のため、個人アカウントには表示されません。
Facebookインサイトが表示されない場合は、個人のFacebookアカウントでログインしていないか確認してみるとよいでしょう。
Facebookページのいいね!数が30に満たないと、インサイトは表示されません。
いいね!数は投稿に対するものではなく、Facebookページ本体に対するいいね!数を指します。
Facebookインサイトが表示されない場合は、Facebookページのいいね!が30以上あるか確認してみてください。
Facebookインサイトが表示されない理由として、閲覧権限がないことが考えられます。
インサイトを閲覧できるのは、以下の権限を与えられているユーザーのみです。
上記の権限を付与されているか確認するとともに、ログインしているアカウントを間違えていないかも今一度確認してみてください。
Facebookインサイトで確認できる指標の一つに、リーチ数
があります。
リーチ数を確認したいけれど表示されないという場合は、インサイトを表示できる条件が整っているか確認してみてください。
Facebookでリーチ数が表示されないという場合は、上記の項目で解説したインサイトの表示条件(権限が付与されているか、ログインアカウントを間違えていないかなど)を確認してみましょう。
①Facebookトップページへフィードで左側に表示されている【ページ】をクリックすることでアクセスします。
②Facebookページトップの左側にあるメニューから【インサイト】を選択すると確認できます。
【インサイト】メニューにアクセスして、リーチ数や投稿に対する反応のデータを確認してみましょう。
インサイトページでは、リーチ数やフォロワー数などのさまざまな数値が確認できます。
ここからは、Facebookインサイトでリーチ数やフォロワー数などのデータを確認する方法と活用方法を解説していきます。
各項目のデータは、インサイトのメニューから該当の項目を選択すると確認可能です。
下記で項目の説明をするとともに、具体的な確認手順を解説していきます。
Facebookインサイトでは、リーチ数を確認できます。
Facebookのリーチとは、タイムラインに投稿が表示されたユーザーの人数です。
インサイトでリーチ数を確認するには、【インサイト】>左側のメニューから【リーチ】を選択します。
リーチで確認できる数値は以下の3種類です。
リーチ数を表示しているグラフの上部でカレンダーを操作すると、集計期間を指定できます。また、グラフで表示されるため、リーチの増減確認は直感的に行いやすいです。
しかし、グラフ上にカーソルをしっかり合わせないと、詳しい数字は見れないため、詳細な分析(レポート作成など)をする場合は不向きと言えます。
Facebookにおけるフォロワーとは、Facebookページをフォローしているユーザーのことです。Facebookインサイトでは、【インサイト】>左側のメニューから【フォロワー】をクリックすることで、フォロワー数の推移などを確認できます。
こちらでは、フォロワー数の変化を見逃さないようにしましょう。
フォロワーが増減しているタイミングをじっくり考察し、原因を洗い出すことが、フォロワーを増やしていく上で重要になってきます。また、グラフをクリックすることで日にちごとにフォロワーが増えた場所も確認できるので、そちらもチェックしましょう。
Facebookインサイトでは、フォロワーの属性も確認できます。
属性というのは、主にユーザーの性別・年齢・地域などの情報です。
【インサイト】>左側のメニューから【利用者】をクリックすると、以下の4つのタブから属性データを確認可能です。
インサイトで属性を確認し、リーチしているユーザー層とアクションを実行したユーザー層を比較してみてください。ユーザーの属性にズレが出ている場合はターゲティングを見直すなどの対策を行うとよいでしょう。
Facebookインサイトでは、日別の「いいね!」数や発生場所を確認できます。
【インサイト】>左側にあるメニューから【いいね!】を選択すると、「合計いいね!」と「純いいね!(取消し分を引いた数)」を確認可能です。
また、フォローと「いいね!」は同じように見えますが、少し違いがあります。
ユーザーがFacebookページをフォローすると、そのページの投稿がユーザーのタイムラインに表示されます。
一方、いいね!では投稿やFacebookページに対する支持を表せる上、自動的にフォローも行われます。
しかし、2021年1月に「いいね!」は今後フォローに統一されていくとの発表がありました。
そのため、今後は「いいね!」数ではなくフォロワー数の指標を中心に確認する必要があります。
Facebookインサイトでは、投稿したコンテンツへの反応を確認できます。
投稿への反応は、【インサイト】>【投稿】にて確認可能です。
【投稿】メニューでは、以下の3つのタブから各データを閲覧できます。
【投稿】メニュー内の「公開済みの投稿」では、公開したページのリーチやエンゲージメントを一覧で確認できます。さらに、一覧の中から投稿をクリックすると、コメント数や投稿のクリック数などが詳細にわかります。
いいね!をせず投稿を見たりコメントを残したりするだけのユーザーもいるため、こういった指標もユーザーの反応を測るには重要です。
また、「公開済みの投稿」一覧の「リーチ」右横にある「▼」ボタンをクリックするとリーチ欄に表示する指標を、右端にある「▼」をクリックすると「エンゲージメント」の欄に表示する指標を変更できます。
Facebookインサイトでは、ストーリーズへの反応も確認できます。
【インサイト】>【ストーリーズ】を選択すると、過去28日間の数値を確認可能です。
【ストーリーズ】内で確認できる指標は、以下の3つです。
また、【ストーリーズ】内の「オーディエンスの利用者データ」では、過去28日間にストーリーズを閲覧したユーザーの属性(年齢・性別・地域)を確認可能です。
このように、インサイトの【ストーリーズ】では、過去28日間におけるストーリーズへの反応や合計数の他、ユーザーの属性もチェックできます。
Facebookインサイトでは、ページビューの数値を確認できます。
【インサイト】>【ページビュー】にアクセスすると、Facebookページが閲覧された数を確認可能です。セクション別のタブをクリックすると、よく見られているページをチェックすることもできます。
また、「上位ソース」のグラフでは、どこからFacebookページに流入しているのかを閲覧できます。
Facebookページをフォロー後はページ本体へ訪れることは減少するため、【ページビュー】は閲覧数よりも流入元を確認するのに役立てるとよいでしょう。
Facebookインサイトでは、ページでのアクション数を把握することもできます。
【インサイト】>【ページでのアクション】をクリックすると、ページで行われたクリックアクションの数値を確認可能です。
確認できる数値には以下のようなものがあります。
【ページでのアクション】で各種アクションに対する数値を確認し、ユーザーの動きを把握しましょう。
Facebookインサイトで見られるデータには、いくつかの注意点があります。
Facebookの公式ページに記載されている注意事項は、以下の3つです。
インサイトで特定のデータが確認できない場合は、上記の注意点に当てはまっていないか確認してみてください。
Facebookインサイトは、リーチ数や投稿への反応の他にユーザー属性などの指標もチェックできるため、投稿の改善やターゲティングのズレを確認するのにも役立ちます。
もしインサイトやリーチ数が表示されない場合は、
などをチェックしてみてください。
便利な分析ツールであるFacebookインサイトを活用して、投稿内容や広告を改善していきましょう。