Facebook広告のやり方!初心者でも簡単に知れる設定手順を解説!

Facebook広告は正しい手順を知っていれば、誰でも簡単に始められます。これからSNS広告に取り組む企業の場合、まずはFacebook広告から始めるケースも少なくありません。

ただし、Facebook広告のヘルプページには専門用語が頻出するため、ある程度の知識を持っていなければ内容を理解するのは困難です。

また、Facebook広告のヘルプページは文字ばかりで画像による説明が少ないため、具体的にどのような手順で広告設定を進めればよいかわからず困っている運用担当者も多くいることでしょう。

本記事ではFacebook広告の始め方について、画像付きでわかりやすく解説します。さらに記事後半では、Facebook広告を配信する際の注意点や、Facebook広告で成果を出すために知っておきたいポイントについても解説します。

これからFacebook広告を始めようと考えている個人や企業の方はぜひ参考にしてください。

Facebook広告とは?

Facebook広告では、アメリカのMeta Platforms Inc.が運営する次のWebサイトもしくはアプリケーションにて広告を配信できます。

  • Facebook
  • Messenger
  • Instagram
  • Audience Network

Facebookは世界中で膨大なユーザー数を誇り、日本国内の月間アクティブユーザー数は約2,600万人といわれています。

匿名かつ複数アカウントの所有が可能なSNSが多いなか、Facebookは実名登録制、さらにユーザー1人につき所有できるアカウントは1つまでというルールを定めているのが大きな特徴です。

また、個人アカウントとは別に開設できるページ(Facebookページ)を利用して、投稿での情報発信やユーザーとの交流など、マーケティング活動に活用する企業・団体も多く見られます。

一方、Instagramは写真や動画などのビジュアルに特化したSNSで、2012年にMeta社によって買収されました。

日本国内の月間アクティブユーザー数は約3,300万人といわれており、Facebookに比べて女性ユーザーの比率が大きいことや、20代の若年層ユーザーが多いことが特徴です。

Facebook広告を利用すれば、媒体属性の異なるFacebookとInstagramの両方で広告を配信できます。さらに、Facebookユーザー向けチャットツールのMessengerや、Audience Networkといった多数の外部サイトやアプリ上に広告を出稿することも可能です。

Facebook広告は幅広いユーザーに対して訴求できるうえ、ターゲティング機能にも優れているため、業界、業種、規模問わず数多くの企業に活用されています。

Facebook広告の出し方

Facebookで自社の製品やサービス、ブランドを宣伝するには、大きく2種類の方法があります。

  • 投稿宣伝
  • Facebook広告

ここでは、これら2つの出稿方法について簡単に説明していきます。

投稿宣伝

投稿宣伝は、Facebookページ(ビジネスアカウント)上でアップした投稿を広告として配信する方法です。

なおFacebookページとは、Facebook内に個人アカウントとは別に開設できるページの事を指し、ビジネス向けの機能が充実していることから、一般的には企業や団体がユーザーへの情報発信などの目的で使用されます。自社の投稿の中から広告として宣伝したいものを選んで、配信期間や予算などを設定することで広告を配信できます。

投稿宣伝は投稿のいいねを増やす、イベント情報や求人情報などをより多くのユーザーに届けるなどの目的で利用されます。複雑な設定なしで簡単に配信できるため、SNS広告初心者でも安心して運用できるのが主な利点です。

Facebook広告

Facebook広告は、Facebookビジネスマネージャの管理画面から広告を作成する方法です。なお、Facebookビジネスマネージャとは、Facebookページやアプリ、Facebook広告・Instagram広告のアカウントを一元管理することが出来る公式ツールのことを指します。

Facebook広告では認知・検討・購入など自社のマーケティングプロセスに合った目的を設定できて、目的に応じて配信対象が最適化されます。

Facebook広告の配信対象となるオーディエンスは、自社のカスタマーリストなどのデータに基づいて自由に設定できます。

Facebook広告は投稿宣伝と比べると、こういったオーディエンスの作成に加え、広告目的の設定や配置場所の選択、クリエイティブの管理、測定項目の設定など、設定項目が多く出稿のハードルが高くなります。

一方、こういった項目を詳細に設定できることから、製品購入やサービスへの登録などの成果達成という観点から見て広告効果が格段に高くなることが大きな特徴です。

また、Facebookが提供する広告マネージャを活用すれば広告パフォーマンスを細かく分析できるため、高精度な広告運用を目指す企業におすすめです。

Facebook広告配信前の事前準備

Facebook広告を配信するには、あらかじめ次の準備が必要です。

  • Facebookアカウントの作成
  • Facebook広告ビジネスマネージャアカウントの作成
  • Facebookページの追加
  • 広告アカウントの作成
  • 支払方法の設定

ここではFacebook広告配信前の事前準備について、実際の操作画面のキャプチャ画像付きで詳しく紹介します。

Facebookアカウントの作成

Facebook広告を配信するためには、Facebook個人アカウントを作成する必要があります。Facebook個人アカウントの作成手順は次の通りです。

facebook.comにアクセスして、「新しいアカウントを作成」をクリックする

2名前、メールアドレスまたは携帯電話番号、パスワード、生年月日、性別を入力する

3「登録」をクリックする
4メールアドレスまたは携帯電話番号を確認して、完了

Facebook個人アカウントの新規作成は、PCおよびモバイルデバイスのどちらからでも可能です。

Facebook広告ビジネスマネージャアカウントの作成

Facebook個人アカウントの作成が済んだら、次にFacebookビジネスマネージャを作成します。Facebookビジネスマネージャの作成手順は次の通りです。

「Meta Business SuiteとMetaビジネスマネージャへのログインとアクセス」にアクセスし、「アカウントを作成する」をクリックする
※PCからのみアクセス可能

2会社名、氏名、メールアドレス、国、住所、電話番号、ウェブサイトURLを入力して「登録」をクリックすれば、作成完了

FacebookビジネスマネージャはFacebookビジネスアカウントだけでなく、後述するFacebookページやFacebook広告アカウントなど、Facebook広告を運用するうえで必要なデータを一元管理できる非常に便利なツールです。これからFacebook広告の運用を始める場合は、必ず用意しておきましょう。

Facebookページの追加

Facebookビジネスマネージャを作成したら、広告を配信するためのFacebookページを新規追加します。Facebookページの追加手順は次のとおりです。

1ビジネスホーム画面左上側の「広告マネージャ」をクリックする

2広告マネージャ画面左下側の「ビジネス設定」をクリックする

3画面左端の「アカウント>ページ」選択し、「新しいFacebookページを作成」をクリックする

4カテゴリを選択する
※ここでは便宜上「ブランドまたは商品」を選択

5Facebookページ名を入力し、カテゴリを選択する
※ここでは便宜上「衣料品(ブランド)」を選択

6「Facebookページを作成」をクリックして、作成完了

Facebookページの名前とアイコンは、実際にFacebook広告を配信する際にユーザー画面に表示されます。ユーザーに信頼性を与えられるよう、ページ名には社名を、アイコン画像にはブランドロゴなどを登録しておくとよいでしょう。

広告アカウントの作成

Facebookページを作成した後は、Facebook広告アカウントの作成に移ります。Facebook広告アカウントの作成手順は次のとおりです。

1「ビジネス設定>アカウント>広告アカウント」と進む

2「追加>新しい広告アカウントを作成」を選択し、広告アカウント名を入力すれば、広告アカウントの作成が完了

なお、Facebookビジネスマネージャで広告アカウントを作成・追加できるのは、Facebookビジネスマネージャの管理者もしくはアカウント作成の権限を与えられたユーザーのみです。

クライアントや広告代理店などの第三者と共同してFacebook広告を運用する場合は、ユーザーごとに必要な権限を与えておきましょう。

支払い方法の設定

最後に、Facebookビジネスアカウントの支払い方法を設定します。支払い方法の設定手順は次のとおりです。

1「ビジネス設定>支払い方法>追加>新しい支払い方法を追加」と進む

2国/地域、通過、支払い方法を選択し、必要項目を入力すれば設定完了

3なお、日本においては以下の支払い方法を選択することが可能です。

  • クレジットカードまたはデビットカード(American Express、JCB、Mastercard、Visa)
  • 地域限定の手動決済方法(PayPayなど)
  • PayPal

支払い方法は広告アカウントの国や追加によって異なるため、詳細はMetaヘルプセンターをご参照ください。

Facebook広告の入稿手順

Facebookビジネスマネージャアカウントおよび広告アカウントの作成が完了すれば、実際にFacebook広告を入稿することが可能です。

Facebook広告は「キャンペーン」「広告セット」「広告」の3つの構造に分かれており、それぞれで求められる設定項目が異なります。

ここではFacebook広告の入稿手順について、「キャンペーン」「広告セット」「広告」それぞれのキャプチャ画像付きで解説します。

キャンペーンの作成

Facebook広告を配信する際、はじめに作成するのがキャンペーンです。キャンペーンの作成手順は次のとおりです。

1「Facebookビジネスマネージャ>広告マネージャ」と進み、画面左上の「作成」をクリックする

2キャンペーンの目的を選択する
※ここでは便宜上「認知度」を選択

3キャンペーン名を入力し「次へ」をクリックする

キャンペーンの目的とは、自社がFacebook広告を通じて達成したい目的を意味します。Facebook広告ではキャンペーンの目的に応じて、配信対象や予算配分を最適化できます。キャンペーンの目的には次の6種類があります。

キャンペーンの目的内容
認知度広告の記憶が残る見込みがもっとも高い人に広告を表示する
トラフィックウェブサイト、アプリ、Facebookイベントなどのリンク先に利用者を誘導する
エンゲージメントメッセージ、動画の再生数、投稿のエンゲージメント、ページへの「いいね!」、またはイベントへの参加を増やす
リードビジネスやブランドのリードを獲得する
アプリの宣伝アプリをインストールして継続的に使ってくれる人を見つける
売上商品やサービスを購入する可能性が高い人を見つける

広告セット設定

キャンペーンを作成したら、次に広告セットを作成します。広告セットの作成画面は次のとおりです。

広告セットでは、具体的に次のような項目を設定します。

  • 広告の予算
  • 広告の掲載期間
  • 広告を配信するターゲット
  • 広告を掲載する場所

予算は1日あたり500円が最低金額で、それ以上であれば自由に設定できます。自社の都合に合わせて柔軟に予算を設定できるのがFacebook広告の特徴です。

また、Facebook広告最大の特徴ともいえるのが、オーディエンスと呼ばれる配信対象の設定です。Facebook広告では、自社の広告ターゲットに合わせて次の項目を設定できます。

  • 地域
  • 年齢
  • 性別
  • 詳細ターゲット設定
  • 言語

地域は市区町村レベルまで設定できるため、特定のエリアにいるターゲットへピンポイントに広告を配信することも可能です。さらに、詳細ターゲット設定ではユーザーの興味・関心、行動特性をキーワード単位で設定できるため、自社の広告と親和性の高いユーザーを絞り込めます。

なお、広告セットはキャンペーンにひもづける形で作成します。そのため、ひとつのキャンペーンに対して複数の広告セットを作成することも可能です。

広告の作成

広告セットを作成したら、最後に広告を作成します。広告の作成画面は次のとおりです。

広告の作成では、具体的に次のような情報および素材を設定します。

  • 広告名
  • 広告に連携するFacebookページおよびInstagramアカウント
  • 広告のフォーマット(画像形式・動画形式など)
  • 画像や動画などのクリエイティブ
  • 広告のリンク先URL
  • トラッキング(効果測定)

Facebook広告ではInstagramにも広告を配信できます。すでにInstagramアカウントを保有している場合は、Facebookページと連携させることで広告配信が可能です。

なお、Instagramアカウントの用意がない場合でもInstagramへの広告配信は可能です。この場合、Facebookページが土台となってInstagram広告の配信元として表示されます。

トラッキングでは、広告を経由してウェブサイトを訪問したユーザー数や、アプリがダウンロードされた数、すなわちコンバージョン数を計測できます。トラッキングの設定方法については後述します。

Facebook広告のコンバージョン測定準備

Facebook広告を運用するうえで欠かせないのがコンバージョン測定です。コンバージョンとは製品の購入やセミナーへの申し込みなど、広告運用を通じて獲得したい最終的な成果を意味します。Facebook広告にはコンバージョンを測定するための機能が備わっており、運用初心者でも簡単に広告の費用対効果を分析できます。

Facebook広告のコンバージョンを測定するには、次の3つの準備が必要です。

  • Metaピクセル(Facebook ピクセル)の設置
  • カスタムコンバージョンの設定
  • コンバージョン測定結果の確認

ここではそれぞれの準備について、操作画面のキャプチャ画像付きで詳しく解説します。

Metaピクセル(Facebook ピクセル)の設置

Metaピクセルはユーザー訪問数を計測するコードで、ウェブサイトに設置することで機能します。Metaピクセルの設置手順は次のとおりです。

1「ビジネスマネージャ>イベントマネージャ」へ進む

2「データソースをリンク」をクリックする

3任意のデータソースを選択し、「リンクする」をクリックする ※ここでは便宜上「ウェブ」を選択

4ピクセルの名前を入力して、「ピクセルを作成」をクリックする

5ウェブサイトのURLを入力して「確認」をクリックする

6ウェブサイトのリンク方法を選択して「次へ」をクリックする

※ここでは推奨されている「コンバージョンAPIとMetaピクセル」を選択

7コンバージョンAPIの設定方法を選択する

※ここでは便宜上「コンバージョンAPIを使って設定」を選択

8指示に従ってベースコードをウェブサイトに貼り付ける

※自社ウェブサイトへのコードの貼り付け方は、社内のサイト運営担当者やサイトの外注先企業に相談ください

9「イベントマネージャー>データソース」と進み、任意のMetaピクセルを選択のうえ「テストイベント」を実行する

10ピクセルが問題なく作動すれば、設定完了

カスタムコンバージョンの設定

カスタムコンバージョンは広告配信のターゲットを自由にカスタマイズできる機能です。カスタムコンバージョンでは、パラメータールールやURLルールを設定して絞り込むことによって、ウェブサイト訪問者のアクションを細かく把握できます。カスタムコンバージョンの設定手順は次のとおりです。

1「ビジネスマネージャ>イベントマネージャ」へ進み、画面左側の「カスタムコンバージョン」をクリックする

2「カスタムコンバージョンを作成」をクリックする

3カスタムコンバージョンの名前を設定し、計測したいウェブサイトのデータソースを選択する

4コンバージョンイベントを選択する

5URLまたはイベントパラメーターを使用してルールを設定する

※どういったURLの時に、コンバージョンイベントを作動させるかという条件づけのこと

6「作成」をクリックして、完了

コンバージョン測定結果の確認

Metaピクセルやカスタムオーディエンスで測定したコンバージョン結果は、Facebook広告マネージャで確認できます。確認手順は次のとおりです。

1「ビジネスマネージャ>広告マネージャ」と進み、画面右上の「列:パフォーマンス」から「列をカスタマイズ」を選択する

2画面左側の「コンバージョン」をクリックし、確認したいコンバージョンの「含める情報を選択する

3画面右下の「実行」をクリックし、完了

広告のパフォーマンスを分析するうえで、コンバージョンの確認は欠かせません。今後Facebook広告を運用する方は、広告の機能を活用してコンバージョンを計測しましょう。

Facebook広告配信設定の際の注意点

Facebook広告の配信設定を行う際は、いくつかの注意点があります。ここではFacebook広告運用初心者が特に知っておきたい注意点として、次の3つをピックアップして紹介します。

  • Facebook広告ポリシーに違反していないか
  • セグメント設定は適切か
  • 企業のビジネスアカウントで配信しているか

Facebook広告ポリシーに違反していないか

Facebook広告ポリシーでは、許容できないコンテンツや危険なコンテンツ、不適切なコンテンツ、広告の審査プロセスなどについて細かく規定されています。例えば、次のようなコンテンツはFacebook広告で配信することができません。

  • 反ワクチン運動
  • 差別的な行為
  • 扇動的なコンテンツ
  • 軍国主義的な社会運動、暴力を誘発する陰謀ネットワーク

また、次のコンテンツは許容されているものの、広告を配信するにあたって細かな制限事項が設けられています。

  • アルコール
  • 成人向けの商品やサービス
  • デート・出会い関連
  • 美容処置とウェルネス
  • オンライン薬局
  • 市販薬
  • 処方薬
  • 薬物依存症およびアルコール依存症の治療
  • 金融商品や金融サービス、保険商品や保険サービス
  • 暗号通貨に関連する商品やサービス
  • オンラインギャンブルおよびオンラインゲーム
  • ソーシャルカジノゲーム
  • 購読サービス
  • 大麻および関連製品

Facebook広告規定に違反すると、広告配信を一時的に停止させられるほか、最悪の場合は広告アカウントが凍結させられるケースもあります。Facebook広告を円滑に運用するためにも、あらかじめFacebook広告規定に目を通しておきましょう。

セグメント設定は適切か

広告を配信するターゲットのセグメントが適切に設定されていることも重要です。例えば、中年男性をターゲットとした製品やサービスの広告であるにもかかわらず、広告セットのオーディエンスが女性に設定されていては成果は出ません。

さらに、Facebook広告のAIは広告の品質を高めるために、内容とターゲットがずれていると判断された広告は表示回数を減らすように設計されています。広告のパフォーマンスを最大化するためにも、広告を作成する段階でターゲットを明確化しておき、適切に設定しましょう。

企業のビジネスアカウントで配信しているか

最後に、ビジネスアカウントと個人用アカウントを間違えていないかも確認しましょう。企業用のビジネスアカウントで広告を配信するつもりが、間違って個人アカウントや別のアカウントで広告を作成してしまうと、広告審査に落ちてしまう可能性があります。

アカウントの切り替えミスは意外とよくあることなので、Facebook広告を配信する際は、配信元となるアカウントに企業アカウントが設定されていることをチェックしましょう。

Facebook広告で成果を出すには

最後に、Facebook広告で成果を出すにはいくつかのコツがあります。ここでは、比較的簡単に実践できるFacebook広告運用のコツとして次の3つを紹介します。

  • 自動配置の活用
  • クリエイティブの適度な更新
  • ターゲティングを絞り込みすぎない

自動配置の活用

広告セットを作成する際には配置、すなわちどの媒体に広告を掲載するのかを設定できます。Facebook広告の運用を効率化したい場合は、自動配置を活用するのがおすすめです。

自動配置を設定すると、Facebook広告のAIが広告実績やユーザー属性を分析したうえで、どの媒体にどのくらい広告を配信すれば成果が最大化されるかを自動で判断・実行します。

特別な事情がない限りは、自動配置を活用する方がFacebook広告の費用対効果を向上できます。

クリエイティブの適度な更新

広告に使用する画像などのクリエイティブは、定期的に新しい素材に更新すると良いです。なぜなら、長期間同じクリエイティブを使用しているとユーザーが飽きてしまい、クリック率やコンバージョン率の低下を招くためです。

クリエイティブ更新のタイミングを考えるうえで役に立つのが、フリークエンシーと呼ばれる広告指標です。

フリークエンシーは、一人の広告配信対象者に対して自社広告がこれまで何回表示されたかを表します。目的によってもフリークエンシーの目安は異なりますが、Facebookによると広告セット1つあたりのフリークエンシーの平均は1〜2です。

ひとまずはフリークエンシーが2.0以上、つまりユーザー1人につき自社広告が2回以上表示されはじめた場合は、クリエイティブを更新するとよいでしょう。

※参照:Metaビジネスヘルプセンター フリークエンシー

ターゲティングを絞り込み過ぎない

Facebook広告では配信ターゲットを細かくセグメントできます。しかし、あまりにもターゲットを絞り込みすぎてしまうと、配信対象者の母体数が少なくなってしまい、インプレッション数やリーチ数が低下する恐れがあります。

Facebook広告の広告セット画面の右側には、推定されるオーディエンスのサイズを確認することが可能です。オーディエンスが多くなりすぎず、なおかつ少なくなりすぎないように広告セットを設定しましょう。

まとめ

本記事ではFacebook広告の始め方について、実際の設定画面のキャプチャ画像付きで詳しく解説しました。

さらに、記事後半ではFacebook広告を配信する際の注意点や、Facebook広告で成果を出すために知っておきたいポイントも紹介しました。

正しい手順を理解していれば、Facebook広告を始めることは難しくありません。Facebook広告の運用を検討している方は、本記事の内容を参考にしてください。

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